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波打ち際でテレワーク!?オフィスカー&弁天島テレワークパーク体験レポート


2020年11月3日のプレスイベント(※)で初公開された、車をオフィスに見立ててテレワークを行う「浜松テレワークパーク構想」。テレワークできる車内に改装した「オフィスカー」の試乗がスタートしたので、ハマリモ!編集部でテレワークパークまで行ってきました。

今回出かけたテレワークパークは、日本の湖沼の中でも10番目に広い面積を持つ浜名湖の入り口と太平洋とが接する好立地に作られた舞阪海浜公園(浜松市西区)にあります。ワークスペースとして使用するオフィスカーは、仕事に集中するには申し分ない作業環境と移動の自由を実現し、新しさと馴染みやすさの共存するまさに「オフィス」といえる空間でした。

世界がニューノーマルを模索する中、浜松市で始まった新しいテレワークの形を体験してきましたのでその様子をレポートします!

※参考:浜松発の新しい働き方「テレワークパーク構想」の実証実験がスタート、イベントレポート

 

テレワーク可能な車?特徴や使い方を体験してみたら想像よりはるかに快適!


JR浜松駅から徒歩4分、遠州鉄道線新浜松駅の高架下にある浜松魅力発信館 The GATE HAMAMATSU(ザ・ゲート・ハママツ)という施設の裏に試乗用のオフィスカーは用意されています。

スズキ社製のハスラーやエブリイワゴンといった人気車種が整然と並んでいる姿はかっこ良いですね。本日は、このオフィスカーに乗って浜松市西区にある弁天島海浜公園まで移動し、現地で実際にテレワークをしてきます!

この日はオフィスカー5台すべてをテレワークパークに向かわせ、テレワーカーが集まって仕事をするとどんな体験が得られるかを試してみようとのこと。まずは、ゆとりある車内が特徴的なエブリイワゴンを4台横並びにして仲良くテレワークしてみました。

▲弁天島海浜公園に到着!海を目の前に波風を感じながらテレワークできます▲弁天島海浜公園に到着!海を目の前に波風を感じながらテレワークできる。

あいにくの天気でしたが雨は降らなかったので、オフィスカーのハッチバックを開放してテレワークを行うことができました。一方で雨が降ったとしても、移動も作業もずっと車の中で行えるオフィスカーなら天候に関係なく作業できるな……という気づきもありました。

▲車両の後部に床板を敷き天板を張ることで、デスクワークできるスペースを作り出している。イスは後部座席を折りたたんで使用。
▲車両の後部に床板を敷き天板を張ることで、デスクワークできるスペースを作り出している。イスは後部座席を折りたたんで使用。

弁天島海浜公園のテレワークパークは、すぐ目の前に広がる海に向かって仕事ができるので最高の仕事環境になっています。筆者は「遊べる軽!」のキャッチコピーで人気沸騰中のハスラーを使わせてもらえることになり、テンションが上がりました。

弁天島海浜公園には現在、テレワークパーク専用のスペースが用意されており、その区画内にオフィスカーを停めることでテレワークができるようになっています。パーク内には法人契約すると使える外部電源用のコンセントがあり、車の外から電気を取得できるようになっています。

▲外部電源を引き込むための分電盤(写真左)とコンセントでオフィスカーに電源を引く様子(写真右)

この外部電源のおかげでエンジンを切っていても車内に電気を引き込め、PCの充電も常時可能です。付属のライトや電気カーペット、全車共通で搭載されているモバイルWi-Fiなども使えて、作業環境として十分快適に仕事ができました!

実は、このオフィスカーとテレワークパークは現在実証実験の段階。そのため全車で内装や装備が少しづつ異なっています。もっともシンプルな車両はソファと机のみの仕様です(以下写真の左上)。ほかにもおしゃれなランプや棚が備えつけられ、かわいらしい鹿の電気マットが敷いてある車両があります(同写真の右上、左下)。さらに1台だけ、ゆったりと座れるキャンプ用のイスと棚、車内搭載のものと他に業務用のエアコンが搭載されている車両もあるんです(同写真の右下)!



ちなみに著者の使わせていただいたハスラーは、オフィスカーに改装する前の内装をそのまま活かし、運転席を前方向に倒すとワークスペースが確保できるようになっていました。

▲ハスラータイプのオフィスカー、車内の様子

初めて使った空間なのに、作業環境として体がすぐに馴染んでいくのが不思議でした。車社会の愛知県で生まれ育った筆者は、小さいころから毎日車に乗っていたため車という空間に安心感があって落ち着いたのかもしれません。

また、ハッチバックを閉めると車内の防音性が高くなり、外の音がほとんど聞こえません。オフィスカーの全周はガラスで外の様子が目に入ってくる一方、遮光シートを貼っているので外から車内は覗きづらくプライバシーは確保されています。ガラス越しに外の様子は確認できるので、オフィスカーの車内は作業環境として優秀な空間だと感じました。

砂浜近くの駐車スペースにオフィスカーを停めれば、浜名湖へと続く海の入り口を目の前にしながら作業できるので気持ちよかったです。弁天島テレワークパークが面する干潟の「いかり瀬」に真っ赤な鳥居が立つ姿は、何とも幻想的です。

今回は1台のオフィスカー単独ではなく複数台で集まったので、作業の合間に車外へ出てテレワーカー同士のコミュニケーションが生まれるシーンもありました。

「複数台のオフィスカーがテレワークパークに集うことで、その場所が即席のコワーキングスペースになるのでは?」という声も上がり、テレワークパーク構想の可能性が広がるのを感じました。

 

オフィスカー&テレワークパークを体験して

ネット環境と電源が整備され、静かでプライバシーの守られた作業スペースは、意外と貴重なものです。例えばカフェでは、安心してテレワークできる環境が整っていない場合が多くあります。コワーキングスペースならテレワーク環境には恵まれているかもしれませんが、多くの人が集まるため利用しづらい状況があるかもしれません。また、自宅だとオンオフの切り替えが難しい/仕事環境が整っていない、家族に気を遣うなどの問題を抱えている人もいるようです(株式会社WOOC調べ)。

今回体験したオフィスカーは仕事に集中するには申し分ない作業環境が整い、かつ自由に移動して海や森などリフレッシュできる場所で作業できる、新しさと馴染みやすさの共存する「オフィス」といえる空間でした。

このオフィスカーやその周辺設備とサービスを含めたテレワークパーク構想により、新しい働き方や社会のあり方が生まれる未来が楽しみになる1日でした!
 

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